港湾内のベイトフィッシュは多種多用である。そのなかでも一年を通してベイトフィッシュとなっているのが「カタクチイワシ」。この他にも季節によって湾内に入ってくるベイトは多い。
おおよその季節のベイトを考えてルアーの選択をすることが大切。現地でベイトの確認をしてからルアーを選ぶことも必要である。しかし、シーバスの高活性は夕まず目や朝まず目。薄暗い ときである。そのときのベイトは確認できない。しかし、季節ごとにベイトが変ることをあらかじめ知っていれば・・・高確率にゲットできるぞ
季節的なベイトフィッシュ
春 Spring流れてくるバチを食べている
バチ、つまりゴカイなど多毛類のこと。はる特有の現象であるバチ抜けとは、これらの産卵行動のこと。産卵後のシーバスは、水面や水中を流れるバチをまるでラーメンをすするように捕食する
【この時期はこうやって狙う】
1月から4月にバチが抜ける。そんなときはシンキングペンシルやワームが主力
カタクチイワシがメイン
一年をと通して最もシーバスの行動を左右するベイトフィッシュがカタクチイワシ。ほかにもボラの幼魚やサッパも捕食するようになる。これらは水面に群れることが多いのでトップウォーター も効く
【この時期はこうやって狙う】
ベイトの体形に合わせる。イワシやイナッコパターンにはミノー系が基本。サッパがいればバイブレーションの使用も得策かも
豊富なベイトを荒食いする
晩秋から初冬になると、産卵を意識し始めたシーバスは。カタクチイワシなどのほか河口付近ではハゼなどを貪欲に追い掛け回す。もちろんイナッコやサッパがいれば、それも ベイトとなる。荒食いの時期だ
【この時期はこうやって狙う】
ハゼ捕食時は、底付近を狙う。ハゼを捕食するシーバスは、底付近で操作できるシンキングミノーやワームが効果的
イワシのほか稚アユも捕食
冬でもカタクチイワシをメインに食べているが、その他にもエビ似た小型の甲殻類であるイサザアミを捕食することも多い。2月から3月には稚アユが大型河川を遡上するのでこれを狙って シーバスも集まる
【この時期はこうやって狙う】
稚アユパターンは小型のミノー 河口を遡上する稚アユを狙うシーバスは、その体調にあわせた小型ミノーが有効に